前回に引き続き、令和8年5月22日延岡市内で行われました心不全に関する学術講演会に参加させていただきました。
(令和8年度診療報酬改定に関する確認作業も一段落し、参加される医療機関が今回の改定にある心不全再入院予防に関し、興味と反応はいかがものかと気になり参加しました。)
当院院長 赤須晃治 座長による進行のもと、地域で心不全診療を担う先生方による開会あいさつと講演がおこなわれました。
演者の先生方は、当院院長の大学時代からの後輩であり、心不全診療の第1人者であります
*川南病院 副院長・循環器内科部長 瀧井英一 先生
*こいわや循環器内科クリニック 院長 小岩屋 宏 先生
でした。
今回の講演を私なりにざっくりとまとめますと
地域での心不全診療は、
①心不全新規発症と再発をいかに予防するかが大切
②有効手段の1つとして、包括的心臓リハがあげられる
(推奨クラス1:絶対にやるべき内容である)
③残念ながら、入院・外来心臓リハを継続して行っている医療機関が少ない
④今後、心臓リハの拡大と地域の医療機関のシームレスな関係構築が必要
とまとめることができております。
前回講演を含めまして、振り返り、考えをまとめ直しますと
心不全診療は、
ⅰ)患者教育・生活指導(入院~外来、地域での啓発)
ⅱ)薬物療法の最適化(服薬指導を含む)
ⅲ)デバイス・手術治療
ⅳ)心臓リハビリテーション
運動療法、栄養指導、心理的支援などを含めた包括的リハビリ(入院~外来)
※医療関連職への教育を含む
ⅴ)多職種連携・地域連携
医師、看護師、薬剤師、リハ、栄養、ソーシャルワーカーと地域医療機関が
協力する体制
と自身なりに整備が図れたと考えております。
医療機関にとって厳しい時世である中、地域の医療職が、医療の質を守りつつ、地域住民の健康の向上を図るには、上記にありますよう有効な手段の選択と患者・医療職を含めた関係構築が不可欠であると再認識しました。
前回同様、今回の講演も含め、当院院長ならびに諸先生方の講義や質疑応答を拝聴でき、有意義な時間をいただけたことに深く感謝いたします。
令和8年5月23日 いち参加者