25.01.29
現在、介護現場では厚生労働省より「介護現場におけるICT化」が進められています。
ICTの活用により、従来の紙媒体での情報のやり取りを抜本的に見直し、介護職員が行政に提出する文書等の作成に要する時間を効率化し、介護サービスの提供に集中する上で重要とされています。
更に介護現場の情報をICT化することにより、ビッグデータの蓄積が可能となり、エビデンスに基づく介護サービスの提供を促進することにも繋がります。
又、ICTを活用することにより、業務短縮等の働きやすい環境作りに繋がり、介護のイメージ刷新に貢献しています。
そこで、東海園では積極的にICT化を取り入れ業務の効率化、生産性の向上を図っています。
『介護記録』
介護サービスで行われる「記録・プラン・請求」までを一貫して行う介護ソフト(電子カルテ)を導入しており、全職種で統一されたデータを入力することにより、情報の共有やチームでの多職種協働に利用しております。
また、パソコンだけでなくタブレットやスマホを併用し使用することで、施設内のwifiを利用し場所を限定することなくどこでも記録を入力することが可能です。
『ハナスト(AI音声入力アプリ)』
毎日の介護記録業務、紙でメモして、あとでまとめて介護ソフトに入力となると、二重業務になったり、記録を忘れてしまったり、移動しなくてはいけなかったり… そこで、介護業務中に「声」を使ってその場で自動記録できれば、業務負担軽減だけでなく、利用者さんと向き合う時間をもっと増やせないだろうか…?という、介護現場の声から生まれたのが、「音声」で入力できるAIアプリです。
入所者様の看護・介護ケアを行いながら「声」でその場の状況を話す事により、介護ソフトに自動で看護・介護記録が入力出来るため、入所者様から離れてパソコンの入力作業する事が減り、手を放すことなくケア業務に集中できます。
『トルト(AI歩行分析・口腔機能評価)』
タブレットやスマホで利用者様の動きを「撮る」だけで身体機能等を見える化し、専門家の知見を基に開発されたAIが歩行や口腔機能を分析します。
定期的に動画を撮ることで『利用者様の変化を見える化』し、利用者様やご家族様の満足度向上に、また、居宅ケアマネ様と当園スタッフ間で動画を通した意思疎通を図ることで、情報連携の円滑化を実現しています。
歩行の分析結果 分析結果を元に、改善する運動方法等を提案致します。
歩行機能の分析風景 口腔機能の分析風景